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本屋で、小学生らしき子どもが
ヒロシの本を母親に読んで聞かせていたのを目撃した その子はヒロシのネタが可笑しくてしかたないらしい ヒロシの口調をマネて、ケラケラと笑っていた 母親は少し困ったようにつきあっていた 「それにしてもシブい小学生だ あの自虐ネタを小学生にして楽しめるとは…」 私は彼の笑いのポテンシャルに嫉妬を覚えながら ボンヤリと日本の未来を考えた ひょっとしたら彼だけじゃなく ヒロシのネタは彼の小学校で大人気なのかもしれない 休み時間は、自分のお気に入りの自虐ネタを披露大会? 「ヒロシです 僕のリトマス紙だけ違う反応してるとです」 「ヒロシです 家庭科の時間、包丁で指きったのは僕だけでした」 「ヒロシです 先生がいまだに名前を間違えます ハマサキです ニゴリません!」 こんな笑いが満ちてるクラスは、いじめもないだろう 自虐ネタができる人は、きっといい人だと思う おごることなく、いつも謙虚な姿勢 でも、あんまり子どもっぽくないのが心配 すっかりインドア派した小学生が増えそうだ お笑いでも毒舌系に心ひかれてしまったら 他人にたいして、なにかと批判的で攻撃的になる こういう人は、子どものまま育つとイヤな奴になりますよ でも、屈折した人間も嫌いじゃないなぁ 青春って感じで 「A君は勉強スポーツ万能 外見よし でもアンタ~毛ボーボーですから!!」 テスト中に視線を感じて「どこ見てんのよ~!」 「‘家につくまで遠足です’という先生にかぎってまっすぐ家に帰らない 間違いない」 文部科学省のお役人様 子どもの教育にはどっちがいいんでしょう ニュータイプを生み出すためには
by lunacode
| 2005-05-22 22:26
| あいたたその他
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