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前回、誰にとっても痛くもかゆくもない堀江論を述べさせていただいたが
私が言いたかったのは、堀江さんの経営論や いわんや、好きか嫌いかということじゃなく 実は、彼のあだ名について語りかったのだ そもそも、何故ホリエモンというあだ名がついたというと 近鉄+オリックスの合併問題のとき 「近鉄を売ってくれ!金ならある」 と四次元ポケットマネーをチラつかせたIT企業の若者を 世間は拍手喝さいで迎え、ドラえもん如く親しみをこめて 「ホリエモン」と名づけたはずだ 結局、楽天に横槍をいれられ、新球団を創設するという計画は頓挫したが 負けても「ホリエモン」は頼もしい若者として、メディアは好意的に受け止めた あの買収事件が起こるまで そこでホリエモンというあだ名である ‘ホリエモン’という子どもっぽいあだ名は、すっかり市民権を得て 世間では老若男女「ホリエモン」と呼ぶ 今月の文芸春秋の堀江論でも 論者(だいぶ年配の方々たち)の半分以上が 堀江氏と書かず「ホリエモン」としていた (さすがに御大、立花隆はホリエモンとしてなかったが) それぐらいホリエモンというあだ名は、認知されているのだ それじゃ、ほかのIT社長はどうなのかというと ソフトバンク社長・孫さんは、‘孫悟空’と呼ばれんし 楽天社長・三木谷さんは、‘ミッキー’と言われたら怒るだろう 会社の業績は、上の2社のほうが上だが 全体的な認知度でいったら、断然堀江さんの勝ちである そういった意味で、球団創設という勝負には負けたが ホリエモンというあだ名がついたことは 彼のブランド力を上げるには、結果的に良かったと思う 堀江さんとライブドアの関係は ライブドアのホリエモンではなく、ホリエモンの会社ライブドアである おそらくライブドアがつぶれて経営者でなくなっても、ホリエモンは生き残るだろう 他の人は、お金儲けに飽きたらどうするんだろう そして皮肉にも、あだ名を流通させるために助長したのが 彼が嫌いな既存メディアであるというのが面白い
by lunacode
| 2005-04-17 22:16
| いわゆる芸能人
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